中国のIP玩具が世界で人気、企業の海外展開が加速

CRI online    2025年8月1日(金) 19時50分
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中国のIP玩具が世界で人気となっています。

ゴールドマン・サックスが7月28日に発表したリポートによると、中国ではIP(知的財産)への支出規模が依然として北米や日本などの成熟市場と比較して目立って低い水準です。しかし、感情面に由来するIPはより高い付加価値を生んでおり、短編動画やライブ配信などの手軽なメディア手段が視聴者層の拡大をもたらしているとのことです。

同リポートは、中国のIP玩具市場にはさらに成長する潜在力があり、需要と供給の両面とも、より強力な推進要因だとの見方を示しました。供給面では、多様なIPのラインアップが顧客層を拡大し続けることにつながると期待できます。また、綿密に設計された商品と品揃えの拡張がIPの収益化を支えています。

国内製品の動向を見ると、トレンド玩具のカテゴリーは、ブラインドボックス式販売からぬいぐるみや可動フィギュアなど、より多様なタイプへと広がりを見せています。同時に、オリジナルIPの開発ペースも加速しています。

中国企業の海外市場における追い上げも急速です。中国発のトレンド玩具の海外市場におけるシェアは、2020年の3%から2025年には18%にまで上昇すると見られています。

世界のIP玩具大手3社であるレゴ、バンダイナムコ、サンリオの最新の発表によると、レゴの2024年の売上高は786億元(約1兆6000億円)、バンダイナムコの2024年度(2024年4月1日〜2025年3月31日)売上高は約600億元(約1兆3000億円)、サンリオの2024年度売上高は約71億元(約1500億円)でした。これに対し、中国IP玩具のトップ企業であるポップマート(泡泡瑪特)の2024年売上高は130億元(約2700億円)で、既にサンリオを上回っています。

ポップマートが7月18日に発表した業績予告によると、2025年上半期の同社の売上高は前年同期比200%以上の増加で、純利益は前年同期比350%以上の増加と見られており、同社は高い成長率を維持し続けています。(提供/CRI

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