中国国家インターネット情報化弁公室が7月30日に発表した「国家情報化発展報告（2024年）」によると、中国では2024年末時点で、302種類の生成型人工知能（AI）サービスが登録を完了し、ユーザー数は6億人を超えました。多くの大規模言語モデル製品の性能は世界の上位にランクされており、生成型AIは音声や映像による娯楽、文化創造、医療コンサルティングなどの分野で広く応用されています。

報告によると、中国ではAI製品の大規模応用が加速しており、2024年通年での生成型AIサービスの新規登録は238種で、年末時点で累計302種類の生成型AIサービスが登録を完了しました。主要なアプリケーションでは1日のアクティブユーザーが3000万人を超え、多くの大規模言語モデル製品の性能が世界の最前列に位置しています。

これについて、国家インターネット情報化弁公室ネットワーク管理技術局の張光耀副局長は「我々は人工知能技術のオープンソース化とそのことによる恩恵の広範な共有を強力に促進している。オープンソースコミュニティーの『魔塔』はすでに中国最大のAIモデルライブラリーになり、7万件を超えるモデルがホスティング（『魔塔』において公開）され、世界1600万人の開発者にサービスを提供し、500以上の機関が貢献している」と説明しました。

報告によると、中国のAI分野でのオープンソースによるイノベーションの効果は鮮明で、「魔塔」のコミュニティーではすでに世界の800万人以上の開発者が参加して、エコシステムの共創に加わっています。2024年に中国ではAIの中核産業の規模が6000億元（約12兆5000億円）近くに達しました。産業チェーンはチップ、アルゴリズム、データ、プラットフォーム、応用など川上から川下までの重要な段階を網羅しています。（提供/CRI）