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1日、中国メディアの観察者網は独大手自動車メーカー3社が今年上半期の決算報告で減収減益だったことを報じた。写真はBMW。
2025年8月1日、中国メディアの観察者網は、独大手自動車メーカーのフォルクスワーゲン、メルセデス・ベンツ、BMWが今年上半期の決算を発表し、中国市場での競争激化とトランプ米大統領の追加関税措置などの影響により、前年同期比で減収減益だったことを報じた。
メルセデス・ベンツの売上高は前年同期比8.6%減の726億ユーロ(約12兆5020億円)、純利益は同55.8%減の27億ユーロ(約4650億円)だった。世界総販売台数では同8%減の107万6000台で、うち中国市場での売上高は14%減少した。米国市場の売上高は6%減だった。
フォルクスワーゲンの売上高は、第2四半期では前年同期比3%減の808億1000万ユーロ(約13兆9200億円)で、営業利益は同29.4%減の38億3000万ユーロ(約6593億円)だった。BMWの売上高は同8%減の677億ユーロ(約11兆6520億円)、純利益は同29%減の40億ユーロ(約6884億円)だった。世界総販売台数は同0.5%減の120万7000台だった。地域別では欧州での累計販売台数が同8. 2%増の49万7000台だったが、中国市場では15.5%減の31万7000台で、アジアでの販売台数も11.1%減となった。
記事は、メルセデス・ベンツとBMWが業績低下の理由として米国の追加関税と中国市場での競争激化に言及したことを受けて、「中国市場での販売台数減少が世界的な大手自動車メーカーの業績に大きく影響を与える要因の一つになっている。例えばBMWの中国市場での販売不振は世界総販売台数と売上高の減少に直結している」と指摘した。
記事は最後に「BMWのオリバー・ツィプセCEOは昨年、市場の変化への挑戦の難しさについて『すべての自動車ブランドが二桁成長できるような時代は終わった』と述べた。中国市場での外国ブランドの販売成績の低下は決して今年から発生したわけではない。日韓仏のブランドが中国市場の競争激化により戦略変更に着手し始めた後に、ドイツの高級ブランドが市場の抵抗に直面することになるのは想像に難くない」と論じた。(翻訳・編集/原邦之)
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