青蔵高原の「生命の鳥の巣」プロジェクト、生物多様性を保護―中国

人民網日本語版    2025年8月1日(金) 15時30分
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青蔵高原の三江源地域は世界の高標高エリアの中で生物多様性が最も高い地域の一つで、さまざまな種類の鳥が生息している。

青蔵高原(チベット高原)の三江源地域(長江、黄河、瀾滄江の源流域)は世界の高標高エリアの中で生物多様性が最も高い地域の一つで、さまざまな種類の鳥が生息している。鳥は高い場所を好むため、高さ数十メートルの送電鉄塔がおのずと鳥にとって理想的な巣作りの場所になる。これまで、鳥が口にくわえてきた針金や細いひもなどを材料にして鉄塔の上で巣作りをすることが多かったため、感電事故を誘発しやすく、鳥が死傷したり、電力網のヒューズが飛んだりするなどの潜在的な危険があった。

そこで、国家電網公司青海省電力公司は送電鉄塔の安全な場所に人工の鳥の巣を設置し、鳥がここで巣作りをするよう誘導し、鳥が電力設備の上で羽休めや巣作りをすることで引き起こされる感電などの問題を効果的に解決した。この国家電網公司が青海省で実施した公益プロジェクトは「生命の鳥の巣」プロジェクトと呼ばれ、中国の他の地域にも広がっている。「生命の鳥の巣」は三江源地域の生物多様性を効果的に保護するモデルケースとなり、人と自然が調和的に共生する心温まる情景を描き出している。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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