6月に映画大学の博士課程へのチャレンジが不合格に終わったことを明らかにした俳優ホアン・シャオミン（黄暁明）が来年の再挑戦を語った。

ホアン・シャオミンは今年、中国の映画・演劇専門の3大名門大学の一つ、上海戯劇学院のアートマネジメント/作劇法の博士課程に挑んだが、不合格に終わった。なお、同校の別部門の博士課程を受験した俳優ジン・シージア（金世佳）は2番目の成績で合格している。

このほど国営テレビ・中央電視台（CCTV）の映画チャンネルによるインタビューに登場したホアン・シャオミンは、このチャレンジについて言及。ここ数年は演技だけでなくスポーツや歌唱に至るまで、自分の中でさまざまなジャンルへの学習熱が高まっていることを、受験を決めた理由として語った。

アートマネジメントや監督、創作といったジャンルを学びたいといい、「人生を豊かにするため、もっと学びたい思いがあります。それが実際に役に立つかどうかではなく、学習プロセスに喜びを感じます」とコメント。一度の失敗でくじけることなく来年も再チャレンジすることを誓っている。

中国の三大映画賞で最優秀男優賞を総なめにしているホアン・シャオミンの不合格の報道は世間を驚かせたものの、受験先の上海戯劇学院やホアン・シャオミン本人に対して、「忖度（そんたく）や裏取引がなくクリーンだ」と好感を示す声も少なくなかった。ホアン・シャオミンの再挑戦については、「アラフィフでも学ぶ意欲に頭が下がる」「やりがいを感じることが大切」などとエールが集まっている。（Mathilda）