中国の動画配信サービス・愛奇芸（iQIYI）がこのほど、ドラマの人気を示す「ヒット指数」の仕組みをQ＆Aの形で投稿し、ネットでトレンド入りの注目ぶりとなっている。一部の作品に与えられた高いヒット指数に疑問が相次いだためとみられている。

投稿によると、「愛奇芸ヒット指数」が登場したのは2018年9月。ドラマ本編やトレーラー映像の再生回数が反映する「視聴行為」に、弾幕数、コメント数、シェア数などが示す「ユーザー討論度」、ライブ配信、キャラクター人気指数が示す「包括的な指標」などを数値化したものと伝えた。

また、「ヒット指数」が1万を超えると最高ランクの「名誉殿堂」に分類され、9500以上は「国民殿堂」、9000以上は「人気殿堂」、8000以上は「秀作殿堂」のタイトルが付与されると紹介した。

これまで1万超えの「ヒット指数」を記録したドラマは「狂飆＜きょうひょう＞-End of the Beginning」（23年配信、ヒット指数1万1800）、「贅婿～ムコ殿は天才策士～」（21年、1万705）、「蒼蘭訣～エターナル・ラブ～」（22年、1万572）、「卿卿日常～若様と恋する日々～」（22年、1万477）、「我是刑警」（24年、1万467）、「朝雪録」（25年、1万365）、「漂白」（25年、1万365）、「長風渡～あなたと綴る、運命の縁～」（23年、1万353）、「寧安如夢～坤寧宮に咲く憧れ～」（23年、1万310）、「ワイルド・ブルーム～私らしい私～」（22年、1万263）、「唐朝詭事録＜とうちょうきじろく＞ 第二季－To the West－」（24年、1万205）、「蓮花楼」（23年、1万118）、「一念関山（いちねんかんざん）-Journey to Love-」（23年、1万106）、「A LIFELONG JOURNEY-人世間-」（22年、1万98）、「罰罪」（22年、1万82）、「追風者～金融界の夜明けへ」（24年、1万17）、「臨江仙」（25年、1万8）の17作品。

弾幕数が1億件を超えたのは「唐朝詭事録第二季」と「蓮花楼」の2作品で、「狂飆」「ワイルド・ブルーム」「A LIFELONG JOURNEY」の3作品は中国テレビドラマ界最高賞の「飛天賞」を受賞した。（翻訳・編集/RR）