ディリラバ（迪麗熱巴）が主演の中国ドラマ「利剣・玫瑰」が国営テレビ・中央電視台（CCTV）のドラマチャンネルで今年最高の視聴率を記録した。

ディリラバが警官を演じる「利剣・玫瑰」は、ドラマチャンネル「CCTV-8」およびOTTサービスの愛奇芸（iQiyi）と騰訊視頻（テンセントビデオ）で28日に放送・配信をスタート。「CCTV-8」では初回の視聴率が2．4452％、続く第2話は3．3481%まで上昇し、同チャンネルで今年最高の数字をマークした。

ドラマの人気と影響力を示すヒット指数「熱度」は騰訊視頻で配信初日に2万3741となり、同サービスが配信する現代ドラマで今年トップの数字に。同サービスの今年の新作ドラマでは時代劇ドラマ「折腰」に続く2位となっている。

「利剣・玫瑰」は中国で実際に起こった女児の誘拐事件をはじめ、18年以降に発生した省をまたぐ複数の重大事件が描かれている。子供を誘拐された母親が虚脱状態の中で別の子供を誘拐して心中を図ろうとするシーンでは、警官のディリラバが説得を試みる迫真の演技も話題に。中国のSNS・微博（ウェイボー）では「見ている側の感情が張り詰めた」「ディリラバの演技の伝染力がすごい」などといった称賛のコメントが寄せられた。（Mathilda）