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7月28日、中国のポータルサイト・捜狐に「『NARUTO-ナルト-』の日本アニメ界における地位と世界への影響」と題した記事が掲載された。
2025年7月28日、中国のポータルサイト・捜狐に「『NARUTO-ナルト-』の日本アニメ界における地位と世界への影響」と題した記事が掲載された。
記事はまず、「『NARUTO-ナルト-』は『ONE PIECE』や『BLEACH』と並び、中国では多忙な労働者層ですら知っているほどの圧倒的影響力を誇る『民工三大漫画』と称される日本の少年漫画の頂点を代表する作品だ。『週刊少年ジャンプ』連載時は長期にわたり看板作品として誌面に君臨し、『ドラゴンボール』や『スラムダンク』に続く新世代をけん引する作品となった。漫画の累計発行部数は歴代5位に位置し、『ONE PIECE』や『ドラゴンボール』などの名作に次ぐ実績を誇る」と述べた。
続けて、「初期のストーリーは『王道バトル漫画』と称賛される一方、後期は編集担当の交代などにより作風が不安定となり、『序盤は良かったが後半は失速した』とも評価されている。ただし『忍者』という題材を深く掘り下げることで、それまでの市場の空白を埋め、伝統的な忍術と現代的なストーリーテリングを融合させた独自の世界観は日本アニメに新たな文化的シンボルをもたらした。作中に登場する『九尾の妖狐』や『写輪眼』などの設定には中国と日本の神話的要素が融合されており、日本の忍者文化を世界中に広める一因となった」と論じた。
さらに、「『NARUTO-ナルト-』はグーグルが発表した『過去25年間に世界で最も検索されたアニメ』にも選出されており、欧米や東南アジアを中心に圧倒的なファンベースを持つ。また、中国ではテンセントアニメが配信権を取得し、その影響力をさらに拡大した。ゲームやフィギュアなどのグッズ展開も盛んで、商業的価値は今なお拡大し続けている。続編の『BORUTO-ボルト-』も岸本斉史氏のチームによって作品の生命力が維持されており、現在もアニメ界隈での話題性は健在だ」と言及した。
そして、「『NARUTO-ナルト-』は日本アニメの黄金時代を象徴する作品であり、『ドラゴンボール』などの名作が持つ熱血の精神を受け継ぎつつ、忍者という世界観を革新的に描くことで歴史的地位を確立した。その文化的浸透力と商業的成功は日本国内にとどまらず世界に及び、21世紀における最も影響力のある日本アニメ作品となっている」と結んだ。(翻訳・編集/岩田)
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