中国外交部の郭嘉昆報道官が7月28日の定例記者会見で、カンボジア・タイ国境衝突に関する質問に答えました。

郭報道官は「カンボジアとタイは切り離せない隣人同士であり、いずれも中国の友好的な隣国である。近隣国との相互信頼を堅持し、意見の相違を適切に管理することは両国の根本的・長期的利益に合致し、地域の平和と安定にも寄与する」として、「中国は衝突により両国民に死傷者が出たことに深い悲しみを表明し、心からの哀悼の意を伝えている。双方が両国民の共通利益という観点から、和をもって貴しとする善隣の精神にのっとり、冷静さと自制を保ち、速やかに停戦し、対話と協議を通じて平和的に意見の相違を解決し、国境地域の平和と安定を一日も早く回復させることを望む」と述べました。

郭報道官はさらに、「カンボジアとタイはいずれもASEANの重要なメンバーである。中国はASEANが連日、積極的に両国の停戦を推進していることを高く評価し、緊張緩和につながるあらゆる努力を歓迎する。中国は公平かつ公正な立場を堅持し、引き続きカンボジア、タイと緊密に連携して積極的に和解を呼びかけ、話し合いを促し、停戦実現に向けて建設的な役割を果たしていく」と述べました。（提供/CRI）