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27日、香港メディア・香港01は中国で飛行中の旅客機内で体調が悪くなった客を臨床経験のない医科大学生が救護したことが物議を醸したと報じた。
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2025年7月27日、香港メディア・香港01は中国で飛行中の旅客機内で体調が悪くなった客を臨床経験のない医科大学生が救護したことが物議を醸したと報じた。
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記事によると、19日に湖北省武漢市を出発して新疆ウイグル自治区に向かっていた旅客機の機内で女性客が突然体調不良を訴えた。その際、武漢大学で臨床医学を専攻する2年生の孫毅傑(スン・イージエ)さんが乗組員と協力して応急救護に当たり、そのかいあって乗客は快方に向かった。
当時の状況について孫さんは「女性客はめまいと手足のしびれを訴えていた。まず、女性の体を診察し、脈が細く意識もぼんやりしていたので危険な兆候だと判断した。客室乗務員が女性に砂糖水を飲ませた後、女性を横にさせた上で酸素吸入を行った。これによりバイタルサインが落ち着き、しばらく横になり続けてもらったことで徐々に回復した」と振り返った。
中国のネット上では「勇敢な行動は奨励されるべきだ」「人を助けることは良いことだ」といった称賛が寄せられる一方で、「学生の勇気ある行動はもちろん良いが、まだ2年生で臨床知識が不足しており、医療資格もない。患者と医療従事者の双方に極めて高いリスクがある」と懐疑的な意見も見られているという。
ネット上でさまざまな意見が聞かれることについて孫さんが「(自分のやったことに)後悔はないし、怖さも感じていない」と述べ、飛行機内で行うべきことはバイタルサインの安定であるという明確な認識を持っていたこと、今年の冬休みに病院の救急科に滞在して多くの救急処置を見ており、バイタルサインの変動についても十分把握できる知識を持っていたことを説明するとともに、専門知識のない人は「このような状況に遭遇しても安易に手を出すべきでない」と注意を促した。
記事によると、孫さんの通う武漢大学は公式アカウントを通じて「孫さんは行動で医師の仁愛の心を示した」と称賛しているという。(編集・翻訳/川尻)
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