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故宮博物院、南京城壁保護管理センター、南京市考古研究院は2025年7月末に明故宮遺跡の能動的考古発掘を開始します。
中国東部の江蘇省にある南京市考古研究院は7月26日、「南京明故宮遺跡での能動的考古発掘実施に関する状況通報」を発表しました。同通報によると、故宮博物院、南京城壁保護管理センター、南京市考古研究院は2025年7月末に明故宮遺跡の能動的考古発掘を開始します。この場合の「能動的考古発掘」とは、開発などに伴う遺跡の調査ではなく、純粋に学術目的で行われる発掘調査を指します。
南京明故宮は明代(1368-1644年)初期の都の中心部にあり、建設が始まったのは1366年でした。この宮殿は中国の歴史上の宮殿建築の集大成であり、北京の故宮の原型でもありましたが、後に戦乱で破壊されました。明故宮遺跡は2006年に第6期全国重点文化財保護施設に指定され、2021年には国家文物局の「大遺跡保護利用『第14次五カ年計画』特別計画」の対象の一つにもなりました。
明故宮遺跡の考古学作業中期計画によれば、考古調査の中期重点作業には、構内中軸線上の中核宮殿区の三大殿である奉天殿、華蓋殿、謹身殿の具体的な位置や範囲、形状などの学術上の重要な問題を明らかにすることなどがあります。今回の発掘は考古中期作業計画の第1段階で、発掘地点には華蓋殿位置の西側部分と推定される明故宮遺跡公園内の場所が選ばれ、中軸対称原則と最小介入の原則を適用して華蓋殿の保存状態、空間配置、建設技術などの学術情報を明らかにします。発掘作業は7月末に着手され、12月末に終了する予定です。(提供/CRI)
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