国務院の李強総理は7月26日、上海市で2025世界人工知能（AI）大会とAIグローバルガバナンス・ハイレベル会議の開会式に出席し、演説をしました。

李総理は、「習近平国家主席が今年4月に上海を視察した際、AI技術は進化を加速させ、爆発的な発展を迎えているとし、政策支援と人材育成を強化し、より多くの安全で信頼できる良質な製品の開発に努めなければならないと強調した」と述べ、「世界的なインテリジェント化の波が目下沸き起こっている。科学技術がどのように変革しようと、善良と普遍的な恩恵の方向に発展しなければならない。AIも人類に幸福をもたらす国際的な公共財となるべきだ」との考えを示しました。

李総理はさらにAIの発展とガバナンスの推進をめぐり、三つの提案を打ち出しました。第１に普及と包摂をより重視し、AI発展の既存の成果を十分に活用すること、第2に革新と協力をより重視し、より多くの画期的なAIテクノロジーの成果を目指すこと、第3に共同ガバナンスをより重視し、AIが人類に幸福をもたらす上で最終的に正しい成果の達成を確保することです。このほか、中国政府は世界AI協力組織の設立を提唱しました。

大会では、国連のグテーレス事務総長らがあいさつを述べました。大会の開会式には国内外のゲストおよびAIの産業界、学界、研究分野の代表1000人余りが出席しました。大会では「AIグローバルガバナンス行動計画」が発表されました。（提供/CRI）