世界最大のグリーンアンモニア製造装置が稼働―中国

CRI online    2025年7月28日(月) 16時50分
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中国国家電力投資集団大安風力太陽光発電によるグリーン水素およびアンモニア合成一体化モデル事業が中国東北部の吉林省・大安市で稼働を開始しました。

中国国家電力投資集団大安風力太陽光発電によるグリーン水素およびアンモニア合成一体化モデル事業が7月26日、中国東北部の吉林省・大安市で稼働を開始しました。この事業は年間18万トンのグリーンアンモニアを製造できる、世界最大のグリーンアンモニア製造事業です。

同プロジェクトは中国のクリーン低炭素水素を利用するモデルプロジェクトであり、風力発電700メガワット、太陽光発電100メガワットの計800メガワットの新エネルギー設備を利用した「グリーン電力による水素製造、グリーン水素によるアンモニア合成」という技術を利用して、グリーン水素を年間3万2000トン、グリーンアンモニアを年間18万トン製造できます。同施設は稼働により年間65万トンの炭素排出の削減を見込んでおり、この削減量は50万世帯の年間電力使用による炭素排出量に相当します。

中国国家電力投資集団傘下の吉林電力は生産開始に先立ち、EDF(中国)投資、中国石油国際事業、日本の伊藤忠商事、オランダ系インフラ企業のロイヤル・ボバックなどの企業と提携協定を締結し、国際市場進出のルートを切り開きました。

施設が建設された吉林省西部にある白城と松原地区は風力と太陽光資源が豊富で、中国松遼クリーンエネルギー基地の中心区域です。中国では風力や太陽光発電能力の向上に伴い、これらの新エネルギーの利用問題の解決が焦眉の急になっており、水素を利用したグリーンエネルギーとAIコンピューティングセンターの建設が新たな発展の方向になっています。

今年に入ってからは「水素でけん引される吉林省の発展」戦略に拍車がかかり、一連の新エネルギー事業の稼働が加速しています。大安グリーンアンモニア事業の稼働前には、上海電気が白城市洮南で立ち上げた風力発電結合バイオマスグリーンメタノール事業も生産を開始し、主に上海を通じて欧州市場に製品を供給しています。(提供/CRI

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