カンボジア外務省の報道官は7月27日の記者会見で、国連安全保障理事会の対話による紛争解決の呼びかけをカンボジア政府は歓迎すると表明しました。

同報道官は、タイに外交ルートへの復帰を改めて促した上で、カンボジアは引き続き平和的解決と国際法に基づく道筋を模索すると同時に、自国の領土を全力で防衛するとの立場を明らかにしました。

24日以降、カンボジアとタイの国境地域で衝突が発生し、これまでに100人以上の死傷者が出ています。また、10万人を超える住民が安全な地域へ避難を余儀なくされています。

国連安全保障理事会は25日、カンボジア・タイ国境での衝突を受け、緊急の非公開会合を開催しました。会合で両国は、それぞれ平和的手段による争いの解決を提案しています。（提供/CRI）