【CRI時評】次の50年の中国・EU関係のあるべき姿とは

CRI online    2025年7月26日(土) 16時30分
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今年は中国・欧州連合外交関係樹立50周年で、双方の関係にとって重要な節目の年だ。

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今年は中国・欧州連合(EU)外交関係樹立50周年で、双方の関係にとって重要な節目の年だ。中国の習近平国家主席は24日、中国を訪れた欧州理事会のコスタ議長と欧州委員会のフォンデアライエン委員長と会談し、3つの主張を行った。具体的には、相互尊重を堅持し、パートナーシップの位置づけを強固にすること、開放・協力を堅持し、意見の相違と摩擦を適切に処理すること、多国間主義を実践し、国際ルール秩序を守ることだ。EU側はこれに賛同し、双方は「気候変動対応に関する中国・EU指導者の共同声明」も発表した。

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中国人民大学の王義桅教授は次のように述べた。この3つの主張は中国・EU協力を戦略的にリードし、発展の原動力を持たせることから、世界にとってプラスだ。世界第2、第3の経済体(エコノミー)である中国・EUには広範な共通利益があるが、根本的な利害衝突はない。双方は全面的な戦略的パートナーシップを構築することで、貿易投資は大きな成果を収めることができる。

中国・EU協力成功の「秘密」は相互尊重、小異を残して大同を求めること、開放・協力、互恵ウィンウィンにある。ここ数年、EU側の中国の位置づけは矛盾し、ぶれていることから、中国側は終始EUを「パートナー」と見なし、積極的なシグナルを伝えている。今回、中国側は中国・EU協力の「ファンダメンタルズ」は変わっておらず、EU側が中国を尊重することを希望しており、こうした相互尊重が双方の付き合い方となるべきだと明確に述べた。


経済貿易協力は中国・EU関係の「安定装置」にして「推進器」である。現在、EU側の一部の者は保護主義を実施し、中国製品と投資を規制している。実際、中国・EU経済貿易の本質は優位性の相互補完、互恵ウィンウィンであり、多くの欧州企業が中国市場から利益を得ており、中国が質の高い発展を推進しており、欧州企業にもチャンスをもたらしている。中国・EUは経済貿易摩擦が避けられないが、重要なのは対話と協議だ。今回、中国側はグリーン・デジタルパートナーシップの深化を提案し、EU側は懸念を適切に処理し、協力を促進したいと表明した。

中国・EU関係の行方を把握するにはグローバルな視野が必要だ。中国・EUは世界の「2つの力、2つの市場、2つの文明」だ。中国側は多国間主義の実践を呼びかけ、EU側は支持を表明した。中国・EUは気候変動対策共同声明を発表し、世界に手本を示した。50年を経た中国・EUは新たな出発点に立っており、協力は主な基調となるべきだ。このようにして、中国・EU関係という「船」は正しい方向を保ち、世界により大きな「建設的な力」で貢献するだろう。(提供/CRI

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