民主派デモ支持でギデンズ・コーら著書「発禁」?米紙が皮肉「権威を与えるだけ」

Record China    2014年10月15日(水) 18時10分

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14日、台湾の小説家で映画監督のギデンズ・コーらの小説が「中国で発禁処分」との情報が浮上。米メディアは「個人を封殺するのは、権威を与えるだけ」と報じている。写真はギデンズ・コー。

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2014年10月14日、台湾の小説家で映画監督のギデンズ・コー(九把刀)らの小説が「中国で発禁処分」との情報が浮上。米メディアは「個人を封殺するのは、権威を与えるだけ」と報じている。中央社が伝えた。

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香港の民主派デモへの支持を公言したことが理由で、中国当局がギデンズ・コーらの著作本を発禁処分とし、売り場から撤去するとの情報が浮上して話題になっている。中国メディアではギデンズ・コーのほか、香港の作家で政治評論家の梁文道(リョン・マンダオ)、経済学者の茅于軾(マオ・ユーシー)、コラムニストの許知遠(シュー・ヂーユエン)などが「ブラックリスト」入りと報じた。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナルではこの報道について、「個人を封殺するのは、権威を与えるだけだ」と皮肉をこめて伝えている。それまで知られていない人物が今回のニュースで注目され、著作本に人気が集まるのは自然な流れ。実際に中国のネットショッピングサイト「当当網」には、これら「ブラックリスト」作家を集めた特設コーナーが登場している。

上海人民出版社は米メディアのインタビューに対し、問題のある著書を出版しないよう口頭指示を受けたと回答。北京の大型書店2社では、売り場から撤去などの指示は「受けていない」とコメントしている。また、ウォール・ストリート・ジャーナルのインタビューに応じた許知遠は、「ネット上で関連ニュースを見たが、自分の著書が発禁処分になったのかまでは知らない」と回答している。(翻訳・編集/Mathilda

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