アントニオ・グテーレス国連事務総長は7月24日に報道官を通じ、中国と欧州連合（EU）が気候変動問題で協力を強化し、世界で公正な移行を推進するという約束を歓迎する声明を発表しました。グテーレス事務総長は、「世界の二大エコノミーである中国とEUが協力を続けることが、2025年にブラジルで開催予定の『国連気候変動枠組条約第30回締約国会議（COP30）』を世界の気候危機対応での転換点とするには極めて重要だ」と強調しました。

グテーレス事務総長はさらに、20カ国・地域（G20）のすべての国に対し、「経済の全部門を網羅し、すべての排出源を含み、地球の気温上昇を1.5度以内に抑える目標と整合した2035年までの『国が決定する貢献（NDC）』を提出し、最初のグローバル・ストックテイク（世界全体の進捗＜しんちょく＞評価）の結果に沿った、実践可能な化石燃料からの脱却ロードマップを策定するよう呼び掛ける」と改めて説明しました。（提供/CRI）