中国の傅聡国連大使は7月24日、中央広播電視総台（チャイナ・メディア・グループ/CMG）傘下の中央テレビ（CCTV）記者の質問に答え、カンボジアとタイの情勢の鎮静化を呼び掛けました。

傅大使は、「中国は国連安全保障理事会（安保理）理事国および関係国との接触を維持している。中国はカンボジアとタイの情勢に懸念を示し、双方に自制を促すとともに、情勢の安定と平和の実現を期待している」と述べました。

傅大使は、「カンボジアとタイは中国の良い隣国であるだけでなく、互いの友好的な隣国でもあり、同時に東南アジア諸国連合（ASEAN）の重要なメンバーでもある」と述べました。傅大使はまた、「ASEANは平和的な方法で意見の相違を解決する伝統を一貫して堅持しており、今回も平和が優勢になることを望んでいる」とし、「中国は双方の意思疎通のために仲介の役割を果たしており、情勢ができるだけ早く安定することを望んでいる」と述べました。

傅大使はさらに、「中国は安保理の会議の手配を尊重し、各理事国および関係方面との接触を維持している」と話しました。

タイとカンボジアの国境地帯で24日に両国軍が衝突し、双方は先行攻撃を仕掛けたのは相手側だと互いに非難していました。（提供/CRI）