中国のネット利用者は11億2300万人、普及率80%の大台に迫る、高齢者や農村も成果共有

Record China    2025年7月26日(土) 22時0分
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今年6月時点で中国国内のインターネット利用者は11億2300万人で、普及率は80%の大台に迫った。ネットの恩恵は広く行き渡り、高齢者や農村地域の住民も発展の成果を共有した。

中国インターネット情報センターが(CNNIC)が21日発表したインターネット発展状況統計報告によると、2025年6月時点の国内ネット利用者は11億2300万人で、普及率は79.7%となり、80%の大台に迫った。インターネットの恩恵は広く行き渡り、高齢者や農村地域の住民も発展の成果を共有した。

国営新華社通信などが紹介した報告によると、中国のネットユーザー数は25年6月末時点で24年12月末から約1400万人増えた。総人口に対する普及率は1.1ポイント上がった。

報告は「中国のインターネット整備は『14次5カ年規画(21~25年)』期間に著しい成果を上げた」と強調。新型情報インフラの整備が加速し、インターネット基盤資源も引き続き充実した。

60歳以上のシルバーネットユーザーは1億6100万人。農村部のネットユーザーは3億2200万人で24年12月末から900万人増加。安定した増加傾向を保っている。農村部での普及率は69.2%と、24年12月末から1.9ポイント上昇した。ネットの普及で農村部では観光商品の予約増加や県域の生活サービス消費の向上につながっている。

中央財経大学中国インターネット経済研究院の欧陽日輝副院長は「中国のインターネット発展はより高い水準へと進み、ネット普及率、浸透率、情報の利便性・普遍性、アプリケーションの豊富さなどで世界トップクラスにある」と述べた。「インターネットの到達範囲はより深く広がり、経済社会のデジタル化・知能化(AI化)転換に多大な推進役を果たしている」とも話した。

中国の生成AI製品は今年の上半期に技術から応用まで全方位で進歩を遂げ、製品数が急増し、応用シーンも拡大を続けている。24年の中国AI産業規模は7000億元を突破し、数年連続で20%以上の成長率を維持している。

国産AI製品は数千億規模のパラメーター数、マルチモーダル能力などでブレイクスルーを実現しただけでなく、オフィスコラボレーション、教育の普及、工業デザイン、コンテンツ創作などのシーンと深く融合し、多分野をカバーするスマートアプリケーションエコシステムを構築した。

CNNICの張曉副主任は「中国のAI分野における持続的な発展と革新に伴い、質の高い国産AI製品の海外展開が加速し、中国AI製品の世界市場での影響力が拡大している」と指摘。「中国の世界AI分野における発言力は明らかに強まっている。今後はグローバルAIガバナンスにおける役割をさらに強化し、積極的に参加して中国のソリューションを提案し、公平・公正なグローバルAIガバナンスルールの確立に尽力すべきだ」とした。(編集/日向)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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