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23日、極目新聞は、上海市内のホテルで缶コーラが50元(約1000円)で提供されていることがネット上で物議を醸したと報じた。
2025年7月23日、中国メディアの極目新聞は、上海市内のホテルで缶コーラが50元(約1000円)で提供されていることがネット上で物議を醸したと報じた。
記事によると、あるネットユーザーが20日に、同市内のホテル「和平飯店」でコーラを注文したところ、給仕係が座席で缶コーラをグラスに注いでくれた一方で、その価格が1本50元と非常に高額だったことを動画で紹介。動画を見たネットユーザーの間で議論が起き「お店に売っている1本3元(約60円)のコーラと何の違いがあるのか」といった疑問の声が寄せられたという。
ホテル側はコーラについて「市販の330ミリリットル入り缶コーラと同じもの。スプライトも1本50元で販売しているし、750ミリリットル入りのミネラルウォーターは1本90元(約1800円)で提供している」とし、サービス料などが加算されることで市販価格より高くなると説明したほか、ホテルでは「開封費」がかかるものの飲み物を持ち込むことができるとも紹介したとのことだ。
また、同市黄浦区の市場監督管理当局の担当者は極目新聞に対して「ホテルが50元でコーラを販売しているのは、市場調節価格に属する。価格設定に制限はなく、販売者が自ら決定できる。消費者は自らの意思により購入するかを決められる」と述べ、サービス料についてもあらかじめ消費者に明確に告知できていれば徴収しても問題ないとの認識を示している。
極目新聞の報道について、中国のネットユーザーは「安く売り飛ばせば市場を乱すと言われ、高く売れば自主的な価格決定と言われる」「高いのが嫌なら売店で買って飲めばいいだけ」「これは普通のことだと思うけど。いまだにガタガタ言う人がいるということにむしろ驚く」「納得行かなきゃ買わなきゃいいんだもんね」「そもそもこういったホテルに行く人はコーラの値段なんて気にせず、高価なサービスを受けたいと考えていると思う」「ホテルは経営コストがコンビニや売店とは比べ物にならないほど高いんだよ」「値段はホテルの格式の高さを表す」など、ホテル側の価格設定に理解を示すコメントを多く残している。(編集・翻訳/川尻)
店員がその場で缶から注ぐコーラが1杯1000円 pic.twitter.com/a6DZOubkNc
— レコードチャイナ (@recordchina) July 24, 2025
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