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誰もが「安くて便利な旅」を追い求めるこのご時世、少し工夫を凝らせば、チケット1枚の買い物にも知恵と戦略が光る。
誰もが「安くて便利な旅」を追い求めるこのご時世、少し工夫を凝らせば、チケット1枚の買い物にも知恵と戦略が光る。例えばトリップドットコムを土台にスカイスキャナーのDROPS機能で掘り出し物を見つけ、「民航直販」という新顔も絡ませて買い時を見極める。そんな航空券購入の最適TIPSを探ってみよう。
航空券を手に入れるには、もはや航空会社の公式サイト一択という時代ではない。今やトリップドットコム(携程の国際版)を筆頭に、スカイスキャナー、エクスペディア、キウイドットコムといった面々が並び立ち、それぞれが一癖も二癖もある。
トリップドットコムは手数料ゼロでアジア路線に強く、しかもキャンペーン好きときている。スカイスキャナーはあっちこっちのOTAを見渡して最安値をさらってくる目利き。エクスペディアはホテルと組み合わせて長旅にぴったりで、キウイはどこかクセのある経路をまるで旅の冒険譚のように提示してくる。
もし一つ選べと言われたら、日中間を往来するならトリップドットコムを基軸に据えるのが穏当だろうか。あるいはスカイスキャナーで横断検索をかけ、旅程によってはエクスペディアやキウイの顔も立てる。そんな組み合わせの妙を駆使することを航空券探しの奥義としている人も少なくないはずだ。
中国のOTA市場ではトリップドットコムを中心にフリギー、チューナー、LYドットコムなどが競い合う。
どれも一長一短あり、フリギーはアリババの息がかかっており、SNSとの親和性が高く、若者向けに仕立てられている。アリペイのミニプログラムからアクセスできるのも便利だ。チューナーは安さ至上主義で、最安値探しの修羅場になる。LYドットコムは地方都市や家族連れ向けにまるで家庭的な鍋料理のようにしっかりとしたパッケージを提供している。
結局のところ、「使い分け」が肝要。セール時期にはフリギー、LCCにはチューナー、地方発着にはLYドットコムといった具合に、旅の目的と財布の事情に応じて柔軟に立ち回るのがよさそうだ。
スカイスキャナーが仕掛けてきたDROPS機能はなかなかの切れ味でユーザーを魅了している。人工知能が数百万件の価格データをつぶさに眺め、過去7日間の最安値からさらに20%以上下がったチケットを教えてくれるというものだ。
アラート設定でスマートフォンに通知が飛んでくるというものとは別に、アプリを開けば見やすい位置に専用タブが表示されている。時とともに変わる料金トレンドを真っ先に知ることができるのだ。
中国のネット上で話題になっているのが「航旅縦横(Umetrip)」という新サービスだ。これは中国の航空会社37社の情報を網羅する「航空版12306」というべきもので、代理店を通さず、航空会社からの直販だけを扱う。手数料はゼロ、価格は透明ときている。
もっとも、外国人が利用するにはまだ敷居が高いようだ。サインアップの時点で中国の身分証明番号の入力を求められる。外国人ユーザーに今後対応していくのかどうか、しばらく観察期間が必要かもしれない。、また、日中路線については22日現在、月単位の料金カレンダー表示はまだ有効になっていないようだ。
ネット情報からの受け売りとなるが、極力安い航空券を手に入れようと思ったら日頃の心得が必要になる。例えば次のようなものだ。
国内線は出発の1カ月前、国際線は2~3カ月前が吉。
火曜・木曜の深夜に価格が変動。ふと下がる瞬間を見逃すな。
LCCは荷物制限に要注意。表示価格の裏に見えざるコストが潜んでいることを心得るべし。
「618」や「双11」などセールの波に乗るのがお得。
会員登録とクーポンの組み合わせで、さらに割引に一押し。
航空券をただの価格比較で終わらせてはもったいない。情報を読み、道具を使いこなし、チャンスを逃さぬ、そんな一連の選択と判断のプロセスこそ、旅の幕開けに浸る醍醐味というわけだ。
トリップドットコムの堅実さにスカイスキャナーの鋭さを重ね、航旅縦横の透明性で仕上げる。各ツールの得意とするところを組み合わせながら、より安く、より快適な空の旅を満喫したいところだ。(提供/邦人NAVI-WeChat公式アカウント・編集/耕雲)
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