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台湾メディアの連合新聞網は23日、WBCに関連し、「台湾代表に台湾系選手が入る意義」について論じる記事を掲載した。
台湾メディアの連合新聞網は23日、野球の国・地域別対抗戦、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に関連し、「台湾代表に台湾系選手が入る意義」について論じる記事を掲載した。
記事はまず、台湾は2026年3月に開催されるWBCの1次リーグで、日本、韓国、オーストラリア、チェコと同じC組に入ったこと、C組は東京ドームで開催されること、上位2チームが準々決勝に進出することを紹介した。
その上で、台湾チームに関しては、シカゴ・カブス傘下のマイナー3Aでプレーするジョナソン・ロン一塁手とアトランタ・ブレーブスのスチュアート・フェアチャイルド外野手の2人の台湾系選手が代表入りに意欲を示したことに触れ、実現すれば台湾の国籍を持たない台湾系選手の代表入りは史上初で、特別な意義があるとした。
記事は、23年の前回大会のイギリス代表とイタリア代表には自国生まれの選手がそれぞれ3人しかおらず、メンバーのほどんどが米国出身で、イスラエル代表に至っては全員が米国生まれの選手で構成されていたことに触れた。また、ニューヨーク・ヤンキースのマーカス・ストローマン投手が17年はアメリカ代表、23年はプエルトリコ代表、ブルース・チェン元選手が06年と09年はパナマ代表、17年は中国代表と、WBCに異なる国のチームで出場した選手もいることを紹介した。
さらに、野球の強豪国である日本と韓国も、前回大会で初めて非本土出身選手を代表入りさせて戦力強化を図ったとし、米日ハーフのラーズ・ヌートバーはリードオフマンとして日本の優勝に貢献し、大会後には日本と米国で人気と名声が急上昇したこと、韓国は1次リーグで敗退したものの、トミー・エドマンの招集に成功し、人材多元化の一歩を踏み出したことに触れた。
記事は、台湾は前回大会の本戦に出場した20チームの中で、「オール地元」のラインナップで出場した3チームのうちの一つだったとし、これは東アジアの野球大国の一つを自認する台湾にとって地元出身選手への自信とこだわりの表れのように思われるが、実際には少なくともWBCにおいては国境を越えた選手招集が国際的なトレンドとなっていて、台湾はこの点で後れを取っているとした。(翻訳・編集/柳川)
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