中国初の第4世代100万キロワット商用高速炉、初期設計完了

CRI online    2025年7月23日(水) 18時20分
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中国核工業集団は中国初の第4世代100万キロワット商用高速炉CFR1000の初期設計を完了したと発表しました。

先進原子力産業発展座談会が7月22日、中国東南部に位置する福建省の省都福州市で開催されました。中国核工業集団(CNNC)は座談会において、中国初の第4世代100万キロワット商用高速炉CFR1000の初期設計を完了したと発表しました。

同集団の鄭硯国副チーフエンジニアによると、中国初の100万キロワット商用高速炉は第4世代原子力システムの安全性、持続可能性、経済性に対する要求を全面的に反映し、設備容量は120万キロワットに達するとのことです。

高速炉とは高速中性子増殖反応炉を指し、高速中性子を利用した核反応により熱を発生させて発電し、国際的に公認された第4世代先進原子力システムの中で優れていると評価される炉型です。国際的に第4世代原子力発電に分類されている6種類の炉型のうち3種類は高速炉であり、ナトリウム冷却高速炉、ガス冷却高速炉、鉛冷却高速炉が含まれます。うちナトリウム冷却高速炉は増殖比が高く、長寿命放射性核種の変換能力が高く、固有の安全性が高いという三つの特性により、第4世代原子力発電の第1選択肢となっています。

第4世代原子力発電所の中で最も広く深く研究され、最も豊富な運転経験を有する炉型として、ナトリウム冷却高速炉は現時点で400炉年以上の運転実績を持ち、第4世代原子力発電所の中で発展が最も速く、技術蓄積が最も豊富な炉型となっています。高速炉技術の発展と普及は、中国のエネルギー安全保障および原子力エネルギーの持続可能なグリーン発展の実現する上で重要な意義を持つとみられています。(提供/CRI

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