拡大
スターバックスが中国の一部店舗で「自習室サービス」を開始しました。
米コーヒーチェーンのスターバックスが中国の一部店舗で「自習室サービス」を開始しました。最近、SNS上では広東省の一部スターバックス店舗で「星子自習室」と呼ばれる新サービスが導入されたとの投稿が注目を集めています。
7月21日、同省の広州や深センの複数店舗で店員が「自習室」の存在を確認したことが報じられました。深センの店舗のある店員によると、利用者は無料で席に着き、時間制限はなく、事前予約も不要です。店内では電源コンセントや温水が無償で提供されます。また、広州の店舗の店員は、「自習室」エリアと飲食エリアの間に明確な区切りはなく、長テーブルで他の利用者と並んで勉強するスタイルだと紹介しました。
スターバックス中国の関係者は、同社が常に顧客の多様なニーズに応え、質の高いドリンクと店舗サービスを通じて「第三の空間」としての価値を提供することを目指していると述べました。
この「自習室」サービスは、広西チワン族自治区や海南省の一部都市でも導入されており、今後の展開にも注目が集まっています。
スターバックスは2021年11月、上海の来福士広場に「共有スペース型店舗」を開設しました。店内は約200平方メートルで、約100席を設置し、有料の会議室、半個室の1人席、ソファー席などを備えた多機能空間です。この店舗は従来のカフェスタイルに加え、自習室や図書館の要素を取り入れた設計となっています。
1999年に中国市場に参入したスターバックスは「第三の空間」理念を掲げてきましたが、現在は変革の時期を迎えています。今年6月には、一部飲料の価格を平均5元(約100円)引き下げ、最低価格を23元(約460円)に設定しました。これは中国進出以来初の値下げです。
また、スターバックス中国事業の売却に関する報道も出ており、出資比率の一部を複数の買い手に分散させる方向で検討が進んでいるとされています。
なお、2025年1月1日〜3月30日の第2四半期決算によると、スターバックス中国の売上高は前年同期比5%増の7億3970万ドル(約1093億円)に達しました。(提供/CRI)
Record China
2025/7/23
Record China
2025/7/23
Record China
2025/7/22
Record China
2025/7/22
人民網日本語版
2025/7/22
Record China
2025/7/22