中国人力資源社会保障部は7月22日に開いた記者会見で、上半期の人材と社会保障関連業務の進捗状況を発表しました。上半期の雇用情勢は全体的に安定しており、3種類の社会保険基金の累積残高は9兆8300億元（約202兆円）に達していることが分かりました。

全国の都市部における上半期の新規雇用者数は695万人で、年間目標達成率は58％となりました。6月の全国都市部完全失業率は5．0％で、前年同期と同じ水準で推移しています。

雇用保険料率の引き下げにより、企業の人件費が900億元（約1兆8000億円）以上削減されました。81万5000企業に対して雇用維持支援金62億元（約1280億円）が支給され、職業訓練など就業促進のための支出は113億元（約2330 億円）となりました。

また3 種類の社会保険基金の総収入は4兆5300億元（約93兆円）、総支出は3兆8900億元（約80兆円）で、6月末時点の累計残高は9兆8300億元（約202兆円）となり、基金の運営は全体的に安定しています。

6月末時点で、年金基金の投資運用規模は2兆5500億元（約53兆円）に達しました。社会保障カードの機能はさらに拡充され、全国のカード保有者数は13億9000万人に達し、人口の98．9％をカバーしています。うち、電子社会保障カード利用者は10億9700万人で、人口の77．9％をカバーしています。（提供/CRI）