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中ロ国境の街・満洲里市が中古車輸出の新たな拠点になっている。
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内モンゴル自治区満洲里市の中古車輸出拠点を訪れると、ロシア人夫婦が中国メーカーの中古車のエンジンや内装を何度もチェックしたり、スタッフにその性能やパラメータについて質問したり、試乗したりしていた。同拠点では中古車を買うために外国人がやって来るというのが日常茶飯事になっている。
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満洲里中古車拠点の責任者・劉沢寰さんは「ほぼ毎日、ロシアのお客さんが車を見にやって来る。オンラインで購入する人もたくさんいる」と話す。中古車の輸出には主に三つのパターンがあるという。一つ目は現地に足を運んで実際に車を見て選ぶ方法で、ロシアのお客さんが実際に拠点に来て車を選び、試乗し、支払いを済ませる。二つ目は中国とロシアの企業が提携してロシアに展示ホールを設置する方法で、車をまとめて輸送し、現地で販売している。三つ目はオンラインで購入する方法で、オンラインプラットフォームで注文し、代理企業が購入・手続き・輸送・輸出を代行する。
2024年5月20日にオープンした満洲里中古車拠点には、中古車輸出資格のある企業15社が集まっている。拠点に足を運ぶと、展示ホールは広々としていて明るく、車が車種ごとにきれいに並べられていた。天井から吊り下げられた懸垂幕には中国語とロシア語でさまざまな宣伝文句が書かれていた。展示ホールの裏は入居企業のオフィススペースになっており、展示ホールの周りには名義変更取扱所、検査センター、物流会社、弁護士事務所などの窓口もある。
劉さんは「一番の進歩はワンストップ式のサービスが実現したこと。企業は名義変更、検査、展示、輸送手続きのためにあちこち走り回る必要がなくなり、当拠点で全て済ませることができるようになった。展示ホール以外の所に行かずに、ロシアへの輸出関連手続きを済ませることができる」と説明する。
同拠点に入居する中古車取扱店の男性スタッフ・郭さんは、「拠点は重要な宣伝効果も発揮している。たくさんの会社がここに集まっており、車種も多様。選択肢が多く、品質が保障されており、客はここに来るだけでいろんなメーカーのいろんな価格帯の車を比較することができ、効率が大幅に高まった」と説明する。
同拠点の統計によると、今年は6月末の時点で、満洲里から中古車が合わせて約1600台輸出され、輸出額は2億4000万元(約48億円)に達し、すでに昨年6-12月の総輸出額を約8000万元(約16億円)上回っている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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