中国主導によるポリマー添加用ナノダイヤモンド、初の国際基準が発表

CRI online    2025年7月22日(火) 16時30分

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中国の主導により策定された国際基準「特殊用途機能性充填材-ポリマー添加用ナノダイヤモンド」が発表されました。写真はナノダイヤモンドの産業応用例。

中国の主導により策定された国際基準「特殊用途機能性充填材-ポリマー添加用ナノダイヤモンド」がこのほど正式に発表されました。

ナノダイヤモンドは粒子サイズが10ナノメートルより小さいカーボンナノ材料で、「工業用調味料」と称される先端材料です。電気絶縁性、超硬度、優れた熱伝導性、極めて高い耐磨耗性、独特の表面化学特性を備え、ポリマー複合材料の強度、靭性、耐磨耗性、熱伝導、摩擦低減などの性能向上に大きな潜在力を秘めており、航空宇宙や精密電子、医療機器、新エネルギー自動車など幅広い分野で応用されています。

今回の基準では初めて、ナノダイヤモンド材料の定義と分類、主要性能指標と試験方法、ポリマー中での評価規範、安全と環境保護の要求が明確化されています。中でも、原料純度や結晶構造などの重要指標が規定され、ポリマー基体中での分散安定性を評価する試験方法も確立されました。

この基準は世界産業界の最新技術とベストプラクティスを結集したもので、国際専門家から高い評価を得るとともに、この基準の水準向上と適用範囲拡大のため、中国の知見が活かされています。ドイツ、日本、イスラエルスイスなどの専門家が共同でこの基準の研究策定作業に参加しました。(提供/CRI

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