中国の女性教師が日本の侵略について感情的に話す動画が、中国のSNSで話題になっている。

SNS・微博（ウェイボー）で15万超のフォロワーを持つアカウントは20日、「広東省の優秀な女性教師が講義中に感情を高ぶらせ、激怒した」と説明。同アカウントによると、女性教師が講義中に「帝国」というワードについて質問したところ、学生から「大日本帝国」との声が上がり、これが女性教師の怒りを引き起こしたという。

女性教師はクスクスと笑う学生らを指さして怒鳴りつけ、「この問題の深刻さを全く意識していない！」と教壇を激しくたたいた。女性教師は「あなたたちの言う大日本帝国は3500万人の同胞を虐殺し、侵略し、踏みにじった上に築かれたものだ。3500万人というのは中規模の国家が一つ丸ごと滅びたのと同じことだ！」と主張。「父を殺され、母を奪われたような深い恨みを、私たちはどうして忘れることができようか！」と声を張り上げた。

また、「われわれのクラスは何という？」と聞き、学生らがぼそぼそと答えると「大きな声で言いなさい！」と一喝。「国棟班（国家の柱となるクラス）」との返事を聞くと、「国棟班、国棟班。私は、あなたたちが国家の柱となり、国の重責を担う人になってほしいと願っている。成績が悪かったり、少しくらいふざけたりしも構わない。だが、外国を崇拝し、自国を卑下するようなことだけは絶対に許さない！見つけたらすぐに校長に報告する。そんな学生は教えられないし、教えたくもない。好きなところに行けばいい」と言い放った。

そして、「一人の中国人として、自分の国すら愛することができないのなら、それは中国人である資格がないということだ。（そのような者は）歴史の恥辱の柱に釘付けにされるべきだ」とし、「覚えておきなさい。国家や民族は必ず団結しなければならない。外国を崇拝し、国を売って栄誉を求めるような人間は、居場所などなく、生きる道もなく、恥ずかしくていられないようにしなければならない。そうしてこそ、この国に希望が生まれ、この民族が人から尊敬されるようになるのだ！」と語った。

この動画に、中国のネットユーザーからは「素晴らしい」「彼女に“いいね”を」「中国にはより多くの彼女のような教師が必要だ」「よく言った。血が騒いだ」「3500万だ。間違いなくわれわれの先祖、先輩方が被害に遭っている」「歴史を心に刻め」「国辱を忘れるな」といった声が上がった。

一方で、「残念ながらカメラがあったか」「映像がなければ信じたんだけどなあ」「ヤラセでしょ」「典型的だな」「わざと？。わざわざカメラ回してさ」「どこの教師が授業中にこんな画角でカメラ回してるんだよ」などヤラセを疑う声や、「この教師はどうかしてる」「ヘイト教育は諸刃の剣」「（外国にこびるなと言いながら）彼女のベルトは外国製」などとツッコミを入れるコメントも寄せられている。（翻訳・編集/北田）

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— 中国動画 (@RC00547555) July 22, 2025