女優ディリラバ（迪麗熱巴）の2年ぶりの新作となる中国ドラマ「利剣・玫瑰」が7月28日のオンエアを控えて視聴者の期待を集めている。

ディリラバが「猟罪図鑑」などで知られる俳優ジン・シージャー（金世佳）と共演する「利剣・玫瑰」は、2023年7月配信の時代劇ドラマ「安楽伝」以来、丸2年ぶりとなる最新作。国営テレビ・中央電視台（CCTV）が28日のゴールデンタイムのオンエアを公式発表しているほか、愛奇芸（iQiyi）、騰訊視頻（テンセントビデオ）で配信される。

「利剣・玫瑰」は中国で実際に起こった女児の誘拐事件をはじめ、18年以降に発生した省をまたぐ複数の重大事件が描かれている。ディリラバが演じる女性警官の鄭妍は、子どもの頃に親友が目の前で誘拐されたことをきっかけに警官を志したヒロイン。ジン・シージャー演じる同僚の常鋭と捜査方法の違いで当初はぶつかりながらも少しずつ理解を深め、バディとして事件解決に当たる。

人気作品が集中する夏休みシーズンに投入される「利剣・玫瑰」は、27日に配信スタートと報じられているヤン・ヤン（楊洋）主演の話題作「凡人修仙伝」が目下のところ最大のライバルと予想されている。9日に公開された予告動画は、撮影前に公安局で3カ月にわたって実習を受けたというディリラバのさっそうとした女性警官姿、香港のクライムアクション映画を思わせる鮮烈な映像など、見どころが詰まった内容となっている。（Mathilda）