中国外交部の郭嘉昆報道官は7月21日の定例記者会見で、欧州連合（EU）当局者による中国に関連する発言に関する質問に答えました。

郭報道官は、「中国はグテーレス国連事務総長が提唱した『国連創設80周年改革イニシアチブ』を重視している。国連が新たな情勢や課題に応じて、各国の多国間主義への支持をさらに結集し、改革を通じて自らの運営効率を高め、世界的な課題への対応能力を強化し、国際社会においてより良い役割を果たすことを支持する」と述べました。

郭報道官はまた、「（国連の）改革では加盟国、特に発展途上国の意見を十分に尊重して協議することで、より公平かつ合理的なグローバルガバナンス体制を構築せねばならない。中国とEUはともに重要な文明圏であり、影響力もある。双方はともに多国間主義と開かれた協力を支持し、国連の中核的地位や国際関係の民主化を支持している。中国はEUと共に、国連創設80周年を契機として、国連の中核的地位を一層強化し、国連が本来の役割を果たせるよう多国間主義に対して信頼と活力を注いでいくことを望む」と表明しました。（提供/CRI）