第67回ヨーロッパ碁コングレスが7月19日、ポーランドの首都ワルシャワで開幕しました。世界48の国と地域から949人の囲碁愛好家が参加しました。

中国で誕生した囲碁は、これまでで最も歴史が長く、最も複雑な知的ボードゲームの一つです。ヨーロッパ碁コングレスは、毎年欧州の囲碁愛好家にとって最大イベントの一つであり、棋士たちは碁を通じて親交を深め、技を磨き合い、友情を育んでいます。小さな囲碁が中国と欧州の文化交流の懸け橋となっています。近年、人工知能（AI）の出現と発展は伝統的な囲碁の世界にこれまでにない衝撃と革新をもたらし、囲碁の未来に対する人々の解釈と考察を引き起こしています。

ポーランド囲碁協会のトマシュ・アンジェイエフスキ会長は、「囲碁を学ぶことで、中国のビジネス界や社会運営の論理や価値観を理解できるようになる。中華文化は奥深く、音楽や詩歌などの芸術に加え、囲碁もまた独自の芸術だ。人々が囲碁に興味を持つ理由は、中国が強大な国として成長している背景に、中国人の囲碁対局のような思考様式が表れているからだ」と述べています。

長年にわたり、中国と欧州各国の囲碁組織は友好的な協力関係を保ってきました。ヨーロッパ囲碁連盟の招待を受け、中国囲碁協会は王祥雲四段と李昂三段を派遣し、欧州の囲碁愛好家に対して専門的な指導を実施します。（提供/CRI）