中国、2025年のレアアース採掘・製錬割り当てをひっそり実施か―仏メディア

Record China    2025年7月21日(月) 9時0分

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仏RFIの中国語版サイトによると、中国が2025年のレアアース採掘・製錬の1回目の割り当てを通常の公式発表なしにひっそりと実施していたと、ロイター通信が関係者の話として報じた。

仏RFIの中国語版サイトによると、中国が2025年のレアアース(希土類)採掘・製錬の1回目の割り当てを通常の公式発表なしにひっそりと実施していたと、ロイター通信が関係者の話として報じた。

ロイターによると、レアアースは電気自動車(EV)や風力タービン、ロボット、ミサイルなどに使われる17種類の元素の総称で、中国はその世界最大の生産国であり、中国政府は通常年2回、国有企業に対して割り当てを実施するが、今年は遅れていた。

ロイターが関係者の話として伝えたところによると、中国政府は先月、通常の公式発表なしに、今年最初の割当量を通知した。安全保障上の理由から、割当量を口外しないよう各社に指示したという。関係者は具体的な数字については明らかにしなかった。ロイターは「中国がレアアースの管理を強化していることが浮き彫りになった」と伝えた。

ロイターによると、中国はレアアースとその供給管理についてますます敏感になっており、米国および欧州連合(EU)との貿易協議の中で、その支配を主張してきた。中国は米国の関税引き上げへの報復として、レアアースの一部と関連磁石を輸出制限リストに追加し、供給を遮断した。これにより、中国国外の一部自動車メーカーは生産の部分停止を余儀なくされた。

ロイターによると、中国工業情報化部は過去4年間、毎年第1四半期にウェブサイト上で1回目の割当量を公表していた。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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