中国のSNS・微博（ウェイボー）でこのほど、韓国の教授が「中国の台頭に適応できない」と発言したという話題が反響を呼んだ。

この話題を巡ってあるアカウントは、「韓国の教授が直言：反中の根源は恐怖？」と記し、「最近、韓国の教授の発言が大きな波紋を呼んだ。教授は韓国の反中感情の根本は恐怖であり、中国の飛躍的な発展を望んでいないのだと率直に語った。この見解は核心を突いている」と投稿した。

この投稿の中で同アカウントは「韓国は国際舞台で中国との経済・貿易から利益を享受してきたが、その一方で一部政治家や世論の誘導で中国に対して不可解な敵意も示してきた」などとも述べ、「根本的な原因としては中国の全方位的な台頭により、韓国の基幹産業が打撃を受けていることが挙げられる。造船、半導体で中国は韓国に追いつき追い越しており、こうした経済、科学技術面での差が一部の韓国人をひどく不安にさせ、恐怖が反中感情を生んだ」と言及。そして、「だが、こうした感情には何の意味もない」と述べてから「中国の発展を韓国が直視できずに恐怖にとらわれ続けるのであれば、間違った道を進んで中国との協力、ウィンウィンのチャンスを逃すだけだ」と論じた。

また、別のアカウントは同教授の発言を巡って「中国の発展を受け入れられないという感情はすべての先進国に共通するものかもしれない。例えば以前は自分より貧しかった親戚や隣人がある日突然自分より裕福になったら、心から喜べる人はそう何人もいない」と記された文章を紹介。それによると、中国では「もしこの先、中国がインドに追い越されたら冷静さを保ち続けられるか」という声も聞かれるという。（翻訳・編集/野谷）