拡大
オーストラリアのアルバニージー首相は7月12〜18日の日程で中国を公式訪問している。
オーストラリアのアルバニージー首相は7月12〜18日の日程で中国を公式訪問している。首相としての訪中は2度目で、5月の再選以降では初だ。15日には中国の習近平国家主席と北京市内で会談し、中国の李強総理とは年次対話を行って共同成果声明を発表し、引き続き二国間関係の発展を促し、共通利益の分野で交流と協力を強化し、各自の国益を守り、意見の相違をうまく管理していくことで合意した。
過去3年間、習主席はアルバニージー首相と何度も会談し、中豪関係発展の戦略、全局、方向に関わる問題について、踏み込んだ意思疎通を行い重要な共通認識に達した。今回の会談で、習主席は、双方は正しい相互認識を堅持し、相互信頼の基礎を固めなければならないと強調した。同時に、中国側は、平和的発展を堅持する決意が揺らぐことはなく、共同発展を堅持する理念が揺らぐことはなく、アジア太平洋の協力発展の促進を堅持する政策が揺らぐことはないと強調した。豪州側は、一つの中国政策を堅持し、「台湾独立」を支持せず、中国側と各レベルで交流と対話を保っていきたいと表明した。これは、双方による戦略的相互信頼の増進に役立ち、二国間関係をより一層前進・良化させるための力強い保障になる。
経済貿易協力がアルバニージー首相の今回の訪中における重点の一つで、同氏は企業界の代表団を率い、「中国経済とのデカップリング(分断)を望んだことはない」と表明した。10年前、中豪はハイレベルの自由貿易協定(FTA)に署名し、双方の経済貿易協力を促した。中国は現在、豪州にとって最大の貿易パートナー、輸出市場、輸入先だ。今回、中豪は、FTAについて、より一層の適正化や拡大が可能な分野を明確化するための見直しを歓迎する姿勢を示した。ある分析によると、中豪は今後、農業や鉱業など伝統的な分野における協力の基盤を盤石にし、人工知能(AI)や医療保健、グリーンエネルギー、デジタル経済など新興分野における協力の成長ポイントを積極的に開拓発展させ、両国の実務協力が新たな高みに上がるようにしていく。
世界は今、多くのリスクと挑戦に直面している。特に一国主義と貿易保護主義は世界経済に深刻な損害をもたらしている。アルバニージー首相の今回の訪中において、中豪は、多国間主義と自由貿易を守ることの重要性を強調し、国連憲章と世界貿易機関(WTO)の重要性に改めて言及し、引き続き国連、WTO、G20、アジア太平洋経済協力会議(APEC)などの多国間プラットフォームで協力を展開していくことで合意した。これは、現在の国際情勢下で大きな現実的意義を有し、国際社会にさらに多くの安定性と確実性をもたらし、国際秩序のより公正で合理的な方向への発展を促すことになる。(提供/CRI)
Record China
2025/7/17
Record China
2025/7/17
Record China
2025/7/16
華流
2025/7/16
Record Korea
2025/7/16
人民網日本語版
2025/7/16