中国財政部が7月16日、マカオ特別行政区で、専門投資家向けに60億人民元（約1242億円）の国債を発行し、投資家から歓迎されています。

今回の発行規模と応札倍率が過去最高を記録したほか、初めて10年物長期国債が加わったことが注目されています。これはマカオ債券市場での初の長期債発行であり、マカオの人民元建て国債の利回り曲線の継続的改善に寄与するだけでなく、市場における主導的役割の発揮にもつながります。さまざまな市場主体がマカオでより多くの種類の人民元建て債券を発行することを促し、マカオ債券市場の好循環を支え、マカオを人民元の国際化プロセスにおける「新たな拠点」とする足がかりとなることが見込まれます。

マカオ中央証券保管決済有限会社（MCSD）と香港金融管理局債券中央決済システム（CMU）は今年1月、国際投資家のマカオ債券市場への参加に利便性を図るため、正式に相互接続しました。今回の発行に当たって、国際投資家の50％以上が香港CMUを通じて入札しました。（提供/CRI）