中国初の超電導高速リニア試作車、世界高速鉄道会議で公開

CRI online    2025年7月16日(水) 15時50分

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中国初の超電導高速リニア試作車が世界高速鉄道会議で公開されました。

中国初の超電導高速リニアの試作車が、先週北京で開かれた第12回世界高速鉄道会議で正式に披露されました。試作車は鉄道車両の製造を担う国有企業中国中車(CRRC)傘下の「中車長客」が開発しました。高温超電導技術を採用し、車両搭載の超電導磁石と軌道コイルとの間で強力な磁力を発生させ、所定速度に達すると非接触型浮上走行が実現し、最高営業速度は時速600キロに達します。 

試作車の車体は、アルミニウム合金フレームにカーボンファイバー複合材を組み合わせた軽量化構造です。高温超電導材は液体ヘリウムの冷却を必要としないことから、維持コストを削減できます。また最高レベルの自動運転技術を採用し、無人運転機能も実現しました。通常運転、制限運転、緊急対応など複数の運転モードを備えています。

CRRC傘下の中車長客国家軌道客車工程研究センター磁気浮上研究所の于青松所長は、「超電導リニア技術は速度向上の余地が大きく、高速鉄道と航空機との間の速度ギャップを効果的に埋めることが期待されている」と語っています。

CRRCの邵南シニアエンジニアによると、時速600キロの超電導高速リニアプロジェクトは順調に進展し、第1期試作車開発は2024年7月に完了しており、間もなく300メートルの実規模試験線が完成する予定で、完成後は地上走行試験が実施されるとのことです。(提供/CRI

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