中国外交部の林剣報道官は７月15日の定例記者会見で、中国が域内で展開する軍事活動が日本の国家安全保障に深刻な脅威をもたらすという日本側の報道について質問された際、「日本の新しい『防衛白書』は誤った対中認識を持ちながら、中国の内政に不当に干渉し、いわゆる『中国の脅威』を扇動している」と述べ、中国はこれに強い不満と断固たる反対を表し、日本側に対して厳重に抗議したことを明らかにしました。

林報道官は、「台湾は中国領土の不可分な一部であり、台湾問題は純粋な中国の内政問題で、いかに台湾問題を解決するかは中国人自身の問題だ。中国は平和発展の道を堅持して歩み続け、防御的な国防政策を遂行している。関連する国防建設や軍事活動は正当かつ合理的なもので、他の国と軍事協力を実施することは国際法や国際慣例にも合致している」と述べました。

林報道官はさらに、「今年は中国人民抗日戦争および世界反ファシズム戦争勝利80周年に当たる。日本は歴史の罪を深く反省しながら歴史の教訓を真剣にくみ取り、『周辺地域の緊迫した情勢』や中国関連問題を扇動することで自国の軍事力拡大を正当化することをやめ、これ以上アジアの隣国や国際社会からの信頼を失うことがないよう強く求める」と呼びかけました。（提供/CRI）