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中国は、時速400キロでの商業運行を実現する計画を明らかにしました。
中国は、世界最大規模の高速鉄道網の整備を進める中、時速400キロでの商業運行を実現する計画を明らかにしました。2024年現在、中国の高速鉄道の営業距離は4万8000キロに達し、世界全体の70%以上を占めています。50万人以上の人口を抱える都市の97%超をカバーし、「八縦八横」の幹線構造を構築しています。
これらデータは北京市内でこのほど開かれた第12回世界高速鉄道会議で発表されたものです。同時開催された展示会では、時速400キロの新型車両や時速600キロの超伝導磁気浮上列車など、中国独自の最先端技術が披露されました。
中国国家鉄路集団によると、中国の高速鉄道の1日当たりの利用者数は延べ1600万人を超えています。2025年には営業距離が5万キロを超え、2035年には7万キロ前後に達する見込みです。
また、時速350キロでの営業運転もすでに17路線・約8100キロで実現済みで、寒冷地や高原、砂嵐の多い地域などさまざまな環境に対応できる車両も開発されています。
中国は、鉄道技術を通じた国際協力にも力を入れており、40以上の国や地域と鉄道建設などで連携しています。インドネシアのジャカルタとバンドンを結ぶ高速鉄道は移動にかかる時間をそれまでの3時間以上から46分に短縮し、セルビアとハンガリーを結ぶ鉄道は開通から3年余りで延べ約1100万人が利用しています。
中国は今後、「より高速・より安全・よりスマート・より環境に優しい」鉄道の実現に向けて技術開発を強化する方針です。中国国家鉄路集団の王立新副総経理は、「時速400キロの高速鉄道の商業運行を実現し、人工知能(AI)技術と鉄道の融合をさらに推進する。また、高速鉄道のリスク感知技術体系を構築し、設備の安全性を高めていく」と述べました。
AIやビッグデータを活用した列車監視システムや、水中点検ロボット、仮想現実(VR)訓練装置など、鉄道のデジタル化も進展しています。中国は今後も国際標準の整備と技術協力を通じ、世界の高速鉄道の発展に貢献していく考えです。(提供/CRI)
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