日本で百日せき大流行、旅行の達人が注意喚起―台湾メディア

Record China    2025年7月16日(水) 14時0分

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13日、台湾メディア・中時新聞網は、日本で百日せきが拡大しており、「日本旅行の達人」が注意を呼び掛けたと報じた。

2025年7月13日、台湾メディア・中時新聞網は、日本で百日せきが拡大しており、「日本旅行の達人」が注意を呼び掛けたと報じた。

記事は、「日本旅行の達人」と呼ばれる医師の林氏璧(リン・ジービー)氏がこのほどFacebookのコミュニティーページ上で、今年に入ってから5月末までの日本における百日せき患者数が1万6000人と昨年の同時期の4倍以上に達し、大流行した19年の年間患者数に迫ったとしたほか、6月末時点の患者数はさらに増えて3万9672人に達したと紹介したことを伝えた。

林氏はその上で、百日せきが潜伏期間が7〜10日と長く、仮に日本で感染したとしても1週間以内の観光であれば台湾に戻ってから発症する可能性が高いため、旅行中の日本で慌てて診察を受ける必要性は低いとの認識を示した。

また、新型コロナやインフルエンザよりも予後は良好で、長期間せきが続く以外に死亡や合併症発症のケースはほとんどないと説明する一方で、生後6カ月以下の乳児にとっては肺炎や脳炎、脳出血などの重篤な合併症を引き起こすリスクがあり、ワクチン接種を受けずに感染、発症して治療を受けなかった場合の死亡率が1〜3%に達することを指摘。「6カ月以下の乳児は流行地域に行くことを推奨しない。できれば、18カ月時点でワクチン接種を受けた後に訪れてほしい」と呼び掛けている。

記事は、台湾でも百日せきの感染者が増加傾向にあり、保健当局が発表したデータによると6月に新たに17人の患者が報告され、年間の累計が35人になったと紹介。当局が7〜8月に感染の増加傾向が続き、夏休みが終わる8月末以降にクラスター感染が発生する可能性もあると予測していることを伝えた。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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