中国の原始重力波観測実験でファーストライト観測に成功

CRI online    2025年7月14日(月) 20時50分

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中国の原始重力波観測実験でファーストライト観測に成功しました。

標高5250メートルのチベット自治区アリ地区では、中国科学院高エネルギー物理学研究所が主導し、中国科学院国家天文台、米スタンフォード大学など国内外の16の科学研究機関が共同開発し、8年かけて建設されたアリ原始重力波観測実験第1期(AliCPT-1)がファーストライト(新しい天文機器が初観測で成果を挙げること)の観測に成功し、月と木星が放射した150GHz帯域の鮮明な画像データの取得に成功し、13日正式に発表されました。

アリ地区で原始重力波の観測・検出実験を進めることは、中国科学院高エネルギー物理学研究所の張新民研究員チームが提案したもので、中国初の原始重力波観測・検出実験となります。このほど明らかになった画期的な進展は、中国の科学者が宇宙のビッグバン直後に発生した原始重力波を検出できる可能性があることを示しています。

アリ原始重力波観測・検出実験の首席科学者を務める張新民研究員は、「原始重力波を順調に検出できれば、宇宙の『最初の姿』を垣間見ることができると同時に、低温超電導探査機や低温読み出し電子学などの先端技術の画期的な発展を推進し、宇宙学研究をより高精度な時代へと推し進めることができる」との見解を示しました。

アリ原始重力波観測・検出実験プロジェクトのマネジャーを務める中国科学院高エネルギー物理学研究所の劉聡展研究員によると、標高の高いチベット高原は呼吸するには苦しい環境だが、宇宙観測に最適な場所であるとのことです。(提供/CRI

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