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中国のSNS・小紅書に13日、日本から帰国して感じることが投稿され、反響を呼んだ。
中国のSNS・小紅書に13日、日本から帰国して感じることが投稿され、反響を呼んだ。
投稿者の女性は「(中国で)ちょうど今、駅に着いたところでまた大量に副流煙を吸ってしまった。これまでの人生で列車に乗ろうとして受動喫煙をしなかったことがなく、本当に腹が立った。そんな時、ふと日本で過ごした10日間のことを思い出した。大阪では何人かの人の煙を吸ってしまった(そのうち一人は中国語を話していた)けど、それ以外はほとんどたばこの臭いを感じることはなかった。はっきり言って、重慶や成都で1日過ごすだけで、日本での10日分以上の受動喫煙をしている。ちなみに私は(中国に帰国して)空港ターミナルを出た瞬間から吸わされた」と振り返った。
また、「帰国直後に感じたのが(日本と中国の)店員の違いによる戸惑いとむなしさ。空港に着いた時、私はつい(日本にいた時の)慣れで会釈や笑顔を見せようとしたが、スタッフはこちらに何の反応も示さなかった。悲しいことに、国内ではほとんどどの店員ともそういうやり取りがない」と指摘。一方で、「でもそれは理解できる。私は展示会の受け付けや飲食店のホールの経験がある。最初は礼儀正しく笑顔で対応していたけど、長く働いていると機械的で冷たい対応になる。それはきっと、感情のやり取りは双方向のもので、誰もそれをしようとしなければ、そのような雰囲気は育たないからだと思う」と述べた。
さらに、公共交通機関の「降りる人が先、乗る人が後」にも言及。「実はこれは中国にも全くないわけではなく、地下鉄駅のホームでは多くの人が自発的に(ドアの)左右に並んでいる。でも、電車が到着するとドアの前をふさいでしまう人がどうしてもいて、先に何人かは降りるけど、その後に降りたい人がいてもお構いなしにみんな乗っていく。降りる人と乗る人が押し合いのような状態になる」とつづった。
女性はこのほか、「電車を降りようとした時や、エスカレーターが混雑している時などは、いつも私の方が相手に譲っていて、他の人が私に『どうぞ』と譲ってくれることなんてほとんどない。それが当たり前になっていたけど、今日(投稿した日)ふとそのことに気付いて、少しだけ心が痛んだ」としたほか、自動車が歩行者に道を譲ることについてはここ数年中国でも大きく改善したものの、まだ譲らなかったりクラクションを鳴らしたりする自動車もあるとし、「日本では道を渡る時は毎回きちんと譲ってもらえ、クラクションを鳴らされることもない」とその違いを強調した。
そして最後に、「ここまでいろいろ書いて来たけど、それは単に中国はもっと良くできる余地があると思うから。私たちは他国、特に日本から学ぶことができる。私たちの社会がもっと進歩してくれたらいいなと心から願っている。ああ、もう二度と受動喫煙なんてしたくない」と結んだ。
中国のネットユーザーからは「だから日本が好きなんだ。副流煙が少ないし、空気も澄んでいる」「中国ではどこからともなく(副流煙が)漂ってくる」「中国ってまだ多くの場所で室内喫煙が許されてるんだよね」「中にはエレベーターの中で吸うやつもいる。これは不可避!」といった声が上がった。
また、「私が一番我慢できないのはトイレ。日本はほとんどの場合、清潔」「私が耐えられないのはそこら辺に痰を吐く人がいること」「地下鉄で降りるのは本当に大変だよな。一気にぐわって乗ってくる。彼らはこっちが降りようとしているのが見えないのか?」といった中国への不満や、「こっち(日本)に来てから公共の環境で煩わされることがなくなった。列に割り込まれることもないし。『ルールを守っている方が損をすることはない』という日本の環境が大好き」といった意見も。
一方で、「感情のやり取りって、スタッフは仕事してるんだぞ。客に愛想振りまいてる場合じゃない」「慣れればいいんだよ。私(在日中国人)も最初は慣れなかったけど、今では(中国に)帰国したらまず『素養』を捨てることにしてる。列に割り込まれたら割り込み返すとか。いずれにせよ、一緒に汚れてしまえばそれで終わり」「日本では日本のルールを、中国では中国の適当さを享受すれば良し」といったコメントも寄せられている。(翻訳・編集/北田)
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