デリバリー・テイクアウト市場で激しい競争、無料購入や無料注文で利用者殺到―中国

CRI online    2025年7月14日(月) 13時30分

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中国のデリバリー・テイクアウト市場で再び激しい競争が繰り広げられています。写真はラッキンコーヒー。

中国の外売(デリバリーやテイクアウト)市場で再び激しい競争が繰り広げられています。美団(Meituan)と瑞幸咖啡(ラッキンコーヒー)による大規模なキャンペーンが話題となり、消費者の関心を集めています。

10日、四川省成都市では瑞幸の店舗受け取り対象「0元購(無料購入)」キャンペーンにより、注文が殺到しました。一部の店舗では、午前中に注文しても受け取りは午後3時すぎとなるほどでした。あるユーザーによると、店側からは「800杯以上作った」と案内されたとのことです。

同日、美団の「免単(無料注文)」キャンペーンも注目を集め、SNS・微博(ウェイボー)の検索ランキングで1位になりました。ネットユーザーの間では「免単攻略」なる情報も拡散され、午前10時半から午後0時半の間に先着で1万件が無料になる仕組みが好評を博しました。

これらの動きは、即時配送サービスの淘宝閃購も含めたデリバリー大手による「補助金合戦」の一環です。淘宝閃購は7月初旬に500億元(約1兆円)の補助金投入を発表しました。美団も対抗してキャンペーンを強化しています。加えて、京東(ジンドン/JD.com)の京東外売も100億元(約2000億円)以上を投じる「双百計画」を8日に打ち出しました。

特に、ミルクティーやコーヒーといった低価格・高頻度の商品が急成長を見せており、今後は日用品や家電など非飲食カテゴリーが競争の焦点になるとみられています。

専門家は、美団が地域密着型のサービスや配送網では依然として優位にあるものの、淘宝閃購や京東による攻勢にさらされていると指摘します。外売業界は今後も、ユーザー、店舗、配送網、技術、資金を巡る激しい争いが続く見込みです。(提供/CRI

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