海外に商機求める中国の不動産富豪、リスクを分散―中国紙

Record China    2014年10月19日(日) 3時33分

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10日、中国不動産市場の熱気が冷めた今、不動産で財を成した富豪たちは海外での投資に2014年の新たな商機を見いだそうとしている。写真はロンドンの不動産。

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2014年10月10日、中国不動産市場の熱気が冷めた今、不動産で財を成した富豪たちは海外での投資に2014年の新たな商機を見いだそうとしている。新京報が伝えた。

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9日に発表されたフージワーフ(胡潤)研究院の2014年不動産長者番付によると、60歳の王健林(ワン・ジエンリン)氏とその家族が、資産1100億元(約1兆9337億円)で首位に立った。今年の番付に並んだ富豪の平均資産は昨年より5%少なく、富豪たちは相次いで国際化を目指し、海外で商機を模索している。

▽上位50人の平均資産が5%減少

同番付をみると、トップの王氏と家族の資産は前年を9%上回る1100億元に達した。王氏は過去5年間に同番付で4回首位に立っている。

今年は上位50人の平均資産が前年比5%減少して149億元(約2619億円)になった。上位50人に入るためのハードルは昨年より13%低下して65億元(約1142億円)になり、11年の水準に戻った。上位10人のうち5人の資産が減少し、7位の竜湖地産有限公司の呉亜軍(ウー・ヤージュン)氏一家は資産の減少幅が最も大きく、22%に達した。

▽不動産富豪の国際化傾向が明らか

中国不動産市場の盛り上がりが冷めたことを受けて、不動産富豪の多くが海外に商機を求めるようになった。同番付からも、ここ1年間の不動産富豪の国際化傾向が明らかだ。

不動産サービス会社のコリアーズ・インターナショナルがまとめた研究報告によると、中国の海外不動産投資は08年の7000万ドル(約75億4000万円)足らずから、13年は160億ドル(約1兆7240億円)へと大幅に増加した。

フージワーフ長者番付の創始者であり主席調査研究員である英国人のフージワーフ氏によると、今年は海外での不動産投資の勢いが盛んなことが明らかで、これは主に人民元が強く、海外の不動産価格が相対的に安いため、海外の不動産のコストパフォーマンスが上昇したことが原因だ。中国不動産市場がペースダウンする今、海外不動産に投資すればリスクを分散することができる。また、中国の消費者の国際化ニーズも海外不動産投資に市場を提供することになった。(提供/人民網日本語版・翻訳/KS・編集/TF)

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