中国の王毅外交部長は11日、マレーシアの首都クアラルンプールでルビオ米国務長官と会談しました。双方は、中米関係および互いが関心を寄せる諸問題について意見を交わしました。

王外交部長は、中米関係に対する中国の基本的な立場を包括的に説明し、両国首脳の重要な共通認識を具体的な政策と行動に落とし込むべきだと強調しました。また、米国に対して、中国を客観的かつ理性的、そして現実的な視点で捉え、「平和共存」と「協力によるウィンウィン」を目指した対中政策を打ち出すよう求めました。その上で、対等・相互尊重・互恵の原則に基づき、中国と健全に向き合い、新時代にふさわしい両国関係のあり方を共に探っていくことの重要性を訴えました。

会談後、双方は今回の対話を「前向きで、実務的かつ建設的」であったと評価し、外交ルートおよびあらゆる分野・レベルでの対話を強化していくことで一致しました。また、両国の外交当局が関係改善に向けた役割を果たしながら、意見の相違を適切に管理し、協力分野の拡大を共に探っていくことで合意しました。（提供/CRI）