中国の王毅外交部長は10日、マレーシアの首都クアラルンプールで、タイのマーリット外相と会談しました。

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王外交部長は、「中国はタイが自国の国情に合った発展の道を歩むことを断固支持し、両国関係の発展を周辺外交の重要な位置に一貫して置き、中国・タイ運命共同体の建設をより高いレベルへ推進していきたい」と述べました。

王外交部長はまた、「中国はタイとの利益融合や発展戦略の連携を深化させ、デジタル経済、人工知能（AI）、越境電子商取引（EC）、グリーン成長など新たな成長分野を確立し、両国の現代化プロセスを積極的に促進していきたい」と表明しました。さらに、中国・タイ鉄道の建設を加速させ、大規模プロジェクトの模範的な効果を発揮させ、中国・ラオス・タイ連携発展構想を実行に移す考えを示しました。

タイとカンボジアの関係について王外交部長は、「両国はいずれも中国の良い隣人であり、良い友人だ。タイとカンボジアの国境紛争について、中国は双方が善意に基づいて歩み寄り、友好的な話し合いと協議を通じて問題を適切に解決し、事態の早期沈静化が進むよう期待している」と述べ、中国は客観的かつ公正な立場を堅持し、タイとカンボジアの平和に建設的な役割を発揮したいとの姿勢を示しました。

マーリット外相は、タイは一つの中国の原則を順守し、中国とのハイレベル交流を強め、相互連携、経済・貿易、農業、越境犯罪取締りなどの分野で協力を緊密にし、メコン川・瀾滄江協力を深化させ、共同発展をよりよく実現することを期待していると表明しました。（提供/CRI）