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11日、中国メディア・新黄河は、観光客が川に落としたスマートフォンを拾い上げるも、お礼がなかったことに腹を立ててスマホを川に投げ入れた男性が行政勾留処分を受けたと報じた。資料写真。
2025年7月11日、中国メディア・新黄河は、観光客が川に落としたスマートフォンを拾い上げるも、お礼がなかったことに腹を立ててスマホを川に投げ入れた男性が行政勾留処分を受けたと報じた。
記事によると、浙江省杭州市桐廬県にある雅魯漂流景勝地で6日、ラフティングをしていた女性観光客がスマホを川に落とした。景勝地内で店を出していた地元在住の男性が川に入って携帯電話を拾い上げたが、男性は女性に対して1500元(約3万円)の「手間賃」を支払わなければスマホを返さないと言った。
その後、両者は協議をしたものの平行線をたどり、男性は「それなら自分で拾え」と女性のスマホを川に投げ戻した。女性は慌てて川に入りスマホを探したが川の流れが複雑だったため危険な状況となり、通りすがりの観光客に救助された。景勝地の係員の対応が消極的だと感じた女性はやむなく警察に通報した。
駆けつけた警察官は現場にいた当事者の男性の身柄を確保して警察署に連行した。やがて川の水位が下がり、地元の年配女性が女性観光客のスマホを拾い上げたが、男性と同様に「手間賃」を要求。女性観光客が400元(約8000円)を渡そうとしたところ、年配女性は800元(約1万6000円)を求めてもめたが、最後は警察官の仲介によって和解し、スマホは無事女性観光客のもとに戻ったという。
地元警察は男に対し治安管理処罰法49条(公司財産に関するゆすりや、故意の破壊行為)の規定を根拠として7日間の行政勾留処分を科した。現地では観光客にスマホの持ち込みを控えるよう呼びかけているものの持参して川に落としてしまうケースが後を絶たず、地元住民がスマホを拾って1000元(約2万円)以上の「手間賃」を求める事案が頻発していたという。景勝地の管理者は今後営業期間中に住民の川への立ち入りを禁止する規定を設け、万が一スマホが川に落ちた時のために専門の回収員を配備する方針を示している。(編集・翻訳/川尻)
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