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中国メディアの環球時報は8日、「中国の人型ロボットサッカーリーグはロボット工学に革命を起こす」とする米ギズモード(ブラジル版)の記事を紹介した。
中国メディアの環球時報は8日、「中国の人型ロボットサッカーリーグはロボット工学に革命を起こす」とする米ギズモード(ブラジル版)の記事を紹介した。
記事はまず、「中国でサッカーに新たな主役が誕生した。それは、自律的にプレーする人工知能(AI)を搭載した人型ロボットだ。RoBoLeagueは、スポーツ競技を先進ロボットの実験場へと変えるという野心的な取り組みの始まりを告げるものだ」と伝えた。
記事によると、6月28日に北京で閉幕したRoBoLeagueの決勝大会には、予選を勝ち抜いた4チームが出場し、清華大学のチームが中国農業大学のチームを下して優勝した。各チームがフィールドに投入した3台のロボットは完全に自律的に動き、ドリブルやパス、テイクダウン、リカバリーなどはすべてAIシステムによってリアルタイムに判断される。
記事は「この試合は、マーケティング活動のように思えるかもしれないが、実際に行われたもので、中国の戦略的計画の一環だ。その狙いは、スポーツを、より知能が高く、安定性と適応性に優れた機械を開発するための実験場として活用することだ。主催者によると、RoBoLeagueは、産業から高齢者介護に至るまで、将来的な実用化を見据えた一連のロボット工学イベントの始まりにすぎない」とし、4月には人型ロボットがハーフマラソンを完走し、5月には杭州で人型ロボットによる格闘技の試合が行われ、8月には北京で人型ロボット運動会が開催されると伝えた。
記事は「サッカーリーグの試合の映像には、転倒や衝突、ぎこちない動きが映し出されていて、主催者側は、ロボットが高速で移動する物体を追跡したり、障害物を乗り越えたりするのに依然として苦労していることを認めている」とした上で、「その背後には数十億ドル規模の技術競争がある。中国電子学会によると、中国の人型ロボット市場は2030年までに8700億元(約17兆4000億円)に達すると予想されている。中国政府はスタートアップ企業への多額の投資とこの分野の発展を促進する公共政策を実施している」と伝えた。
記事によると、ロボットはつまずいたり、パスをミスしたり、互いに衝突したりするが、そうすることで学習し、プレーを続けるにつれて、アルゴリズムが向上し、動きがより正確になり、判断がより賢明になる。
記事は「中国にとってRoBoLeagueはロボットサッカー以上の意味を持つ。それは中国の技術の未来を示すショーケースなのだ」と伝えた。(翻訳・編集/柳川)
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