中国物流購買連合会は9日、6月の中国電子商取引（EC）物流指数を発表しました。新製品の買い替え政策が引き続き奏功し、ECプラットフォームで集中的な販売促進が行われたことなどで、6月には消費者のオンラインショッピング意欲が高まり、企業の注文量やユーザーの活発さが過去最高を記録したとのことです。

6月の中国EC物流指数は前月比0．2ポイント上昇の111．8ポイントで、4カ月連続で上昇し、6月には年初来最高を更新しました。

主要項目別では総業務量指数、農村業務量指数、人員指数、実働率指数は前月比でいずれも上昇しました。6月のEC物流総業務量指数は前月比0．6ポイント高の130．8ポイントで、農村業務量指数は前月比の上昇幅がさらに拡大しました。

需要面から見ると、ECの消費状況は多元化、複合化の特徴を示し、家庭用品のまとめ買いや夏の季節ものの購入が旺盛でした。

供給面から見ると、買い替え政策が後押ししたことで、デジタル家電分野の消費が活況を呈して注文量が増加しました。そして、EC関連物流の輸送力や配送時間の効率性やサービスの品質に対してより多くが求められるようになりました。

将来の見通しについては、卒業シーズンと夏休みの消費シーズンの到来に伴い、EC物流市場は引き続き着実な上昇傾向を維持すると期待されています。（提供/CRI）