中国証券監督管理委員会の承認を経て、純ベンゼン先物は8日午前9時、オプションは同日午後9時に大連商品取引所で取引が開始されます。

純ベンゼン先物とオプション取引の上場により、芳香族炭化水素産業チェーンの原料リスク管理ツールの空白が埋まり、すでに上場しているスチレン先物とオプション取引とを組み合わせてリスク回避ツールの「コンビネーション」を形成し、産業チェーン企業の利益の平準化、生産経営の安定化をより効率的に支援します。

純ベンゼンは有機化学工業の重要な原料であり、国民経済の発展や民生需要と密接につながっています。産業チェーンの上流は石油と石炭の2大基礎エネルギーであり、下流は合成樹脂、合成繊維、合成ゴムの3大産業を含み、紡績、家電、タイヤ、染料などの製品に広く応用されています。

データによると、中国の2024年の純ベンゼン生産量は2513万トン、消費量は2926万トンに達し、市場規模は2086億元（約4兆2300億円）を突破し、世界最大の生産国と消費国の地位を維持しています。（提供/CRI）