中国の習近平国家主席はこのほど山西省を視察し、山西省は資源依存型経済からの転換を推進する上で新たな一歩を踏み出し、中国式現代化推進の新たなページをつづらなければならないと述べました。

習主席は7日と8日の両日、山西省の陽泉市と太原市を相次いで訪れました。習主席は8日午前、「山西省はエネルギー転換、産業の高度化、適度に多様化した発展に重点的に取り組み、石炭産業を高度化し、石炭製品を一次燃料から高付加価値製品へとレベルアップさせる必要がある。同時に、中国の重要かつ高水準なエネルギー原料基地の構築に着目し、風力、太陽光、水素エネルギーなどを組み合わせて発展させ、新たなエネルギー体系を構築しなければならない」と指摘しました。

習主席はその上で、「砂防対策、流域の土壌侵食対策を全面的に強化し、重点産業の省エネ・排出削減を持続的に推進し、鉱山の生態系の修復を着実に行う必要がある。生産の安全確保を強化し、重大事故の発生を断固として防がなければならない。また、現在は本格的な洪水期に入っており、洪水を含む災害の予防と対応の準備を入念に行わなければならない」と強調しました。（提供/CRI）